賃貸マンション事業は本当に「資産を守る」ことになるのか
2017/11/28
人口減少、高齢化が進む中で地域の二極化現象は顕著になり土地活用は難しくなってきた。
地主は現在の土地活用の発想を転換し、市場や時流を無視し、将来の金利変動を考慮せずに、相続対策だけの土地活用は必ず失敗しています。
かって、アパートや賃貸マンション事業経営は土地さえあれば、だれにでもできると言われてきました。今や時代が変わり安全かつ確実な土地活用が難しい時代だけに、収益を上げるには必ずリスクが伴うことを認識しなければならない。
1、時代の状況変化の敏感な読み取り
時流は大きく変わっています。ですから新しい時代に適した生き方、ものの考え方に応じて、資産の運用方法を考えていかなければなりません。
(1)土地の二極化が顕著
以前は、都市部の人口ぞ増加や都市化現象で土地の価格は自然現象的に上昇し、マンション事業も何もしなくても入居者は確保できた時代でした。しかし、時代は大きく変わり、右上がり現象はなくなってきて平準化ではなく、二極化現象が顕著になってきたのです。
(2)少子高齢社会の到来
2004年で人口は1億2779満人でピークを迎え、2005年から減少に転じています。そして2030年には3割が65歳以上の高齢者になり、総人口は1億1500満人と予測されています。これは団塊の世代が高齢化し、反面少子化が進行し、若者が減少することを意味しています。人口減少と少子高齢社会の到来は土地価格の下落をもたらします。
栄光神奈川鑑定 不動産鑑定士 不動産カウンセラー 田邉 勝也
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